OD(起立性調整障害)の栄養指導について

1・起立性調整障害とは?

OD(Orthostatic  Dysregulation:起立性調整障害)という自律神経失調症の一種の症状が最近小、中学生の間で問題になっている。

現在の小中学生の20%位がその疑いがあるらしい。

症状としては、立ちくらみや失神、朝起きの不良、倦怠感、動悸、頭痛など。不登校の3~4割はODに併存するらしい。

成因としては、自律神経の失調、水分不足、心理的ストレス、日常の活動量の低下などとなっている。(日本小児心身医学会参考)

2・当院での栄養指導

当院にも、時々ODの症状をもった学生、原因不明の登校拒否の学生が来院されます。

当院での考え方として

①エネルギー代謝の問題

②重度な鉄タンパク(フェリチン)不足

③酸欠

と考えています。

さて、まず①について。エネルギー代謝とについては前回のブログで説明しているので省かせていただくとして、エネルギー代謝に必要なまず大切なビタミンとしてはビタミンB群です。ビタミンB群はエネルギー不足の改善に深くかかわっています。それはエネルギー源である糖質・脂質・タンパク質の代謝に欠かせない働きを持っています。エネルギーが必要になったときエネルギー代謝を円滑に行われなければいけないため、常に栄養素が十分存在していなければいけないのですが、水溶性ビタミンであっるため体内に保持されにくいため不足しがちです。

ミネラルとしてはマグネシウムが必要です。マグネシウムは体内で600もの生命反応にかかわっており、不足するとうつ病、逆流性食道炎、目のぴくぴく、足がつるなどの症状がでます。マグネシウムはサプリメントでとると高濃度過ぎて吸収が悪かったり、種類によっては健康を害する場合があるので短期的な使用することをおすすめします。



当院ではビタミンC2グラムとビタミンB-50を朝昼晩の3回。マグネシウムの摂取は、海藻類と豆類の食事で摂取できます。大体400ミリgから500ミリgを目安に摂取してください。あとお勧めで入浴剤としてエプサムソルト(硫化マグネシウム)を入浴時にいれて経皮吸収する方法があります

②鉄タンパク(フェリチン)不足。日本の女性の9割は鉄分不足と言われています。健康診断で貧血がなくても、本当に鉄不足か知るためにはフェリチン値を知る必要がありあす。このフェリチンとは、鉄と結合しているタンパク質のことで体の組織の細胞質に存在しています。このフェリチンが不足した状態を「潜在性鉄欠乏症」といいます。この欠乏症の症状としては、軽いもので頭痛、イライラ、だるいなどの不定愁訴から、うつやパニック症状を訴えます。当院での指導としては、鉄のサプリメントの摂取、フライパンを鉄素材のものに変えるなどの指導をします。

ただ鉄というのは摂取が難しく、野菜(ほうれん草やチンゲン菜)ではほとんど摂取できないので、やはり、サプリメントを使用を勧めます。









お茶の中のタンニンで摂取が大幅に落ちてしまうので水で飲むこと。吸収率を上げるためビタミンCと摂取する。ビタミンEとは相性が悪く吸収率が落ちてしまうので同時に取らない。

タンパク質が不足していると鉄を摂りにくいという方がいます。まずプロテインなどでタンパク質を十分摂取してから鉄サプリを摂りましょう。だいたい体重×1グラム~2グラムが目安で、50キロ人は50グラムといった感じです。

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エネルギー代謝について

今回は生体活動するのに必要なエネルギー代謝について解説します!!

人はATPを分解させることによって運動や生命活動を行うエネルギーを得ている。このATPは細胞質で(解糖系)とミトコンドリア(クエン酸回路、電子伝達系)でブドウ糖や脂肪酸を分解して作られます。

ダンベル・バーベル・サンドバッグ

1・解糖系

解糖系は細胞の細胞質基質で行われます。材料はグルコースです。

まず、グルコースに2ATPがきてリン酸をグルコースに渡されます。そのため、グルコースは2つに分かれます(ビリルビン酸)。そこにNAD+と脱水素酵素が来ます。NAD+は水素が大好きです。そこで脱水素酵素が水素を抜いて、NAD+が受け取りNADHになります。水素を抜かれたため困っていたら、そこら辺にあるリン酸をもたされます。リンを持ったはいいけど重くてしんどいので4つのADPを呼んできて、リン酸を渡します。これで4つのATPができます。

はじめ2つのATPが奪われますが、最終的には2つのATPができます。

このように糖が2つに分かれるので解答系といいます。

2・クエン酸回路

ここからはミトコンドリアに場所が移ります。

先ほど2つに分かれたグルコースは、ビリルビン酸といわれます。

このビリルビン酸は脱炭素酵素(これもNAD+が水素を持っていく)と脱水素酵素(二酸化炭素ができる。)がやってきてビリルビンから炭素と水素を抜いていきます。それで炭素数2つの活性酢酸ができます。そしてミトコンドリア内にあるオキサロ酢酸とくっついてクエン酸になります。ここでGDPの手伝いでATPが1つできる。またここでも、水素大好きNAD+やFADが脱水素酵素によって水素をたくさん奪っていきます。さらに脱炭酸酵素が炭素を奪い、酸素とくっついて二酸化炭素になります。こんな風にこねくりまわっされて再びクエン酸になります。

グルコースは2つのビルビン酸にができてたので、1つのグルコースからクエン酸回路では2つのATPができます。

オキサロ酢酸からクエン酸になりまたオキサロ酢酸に戻るのでクエン酸回路といいます。

ちなみにわれわれが出している二酸化酸素はここからでています。

3・電子伝達系

先ほど水素を奪ったNAD+やFADはNADHとFADH2(FADは2つも水素を奪う)になります。水素を奪っていい気になっているNADHやFADH2はミトコンドリアの膜についているたんぱく質にぶつかり水素を引き離してしまいます。さらに電子も引き離してしまい、電子と水素イオンになってしまいます。その電子はそのまま、膜の上を流れていきます。ぶつかって怒ったたんぱく質は、水素イオンを膜の外にほうりだしたり、水素イオンに電子をくっつけて水素に戻し、無理やり酸素とくっつけて水分子にさせます。酸素はミトコンドリアの内膜のたんぱく質を落ち着かせるために存在します。

外にほうりだされた水素イオンが膜の外でいっぱいになると、+の電荷を持っているのでお互いに離れようとします。何とか+の電荷の少ない膜の中に戻ろうとして、膜の上にあるATP合成酵素のたんぱく質のなかを通ろうとします。このたんぱく質の中にはADPとリン酸がたくさん含まれているので、水素イオンが無理やり通ろうとするとその衝撃でくっついていてATPを作ります。

電子がうろうろしてATPができるので電子伝達系といいます。ちなみにここでできるATPは34個できます。

このように、1個のグルコースから38個のATPができることになります。

4・ちょっと臨床の話

さてこのようにエネルギーであるATPができますが、ビリルビンがミトコンドリアに入る時、補酵素としてビタミンB1が必要となります。またミトコンドリア内でもビタミンBなどの補酵素がたくさん必要となります。脚気はビタミンB1が不足したためミトコンドリアでエネルギーを作ることができないためにおこります。

また、お肉などにたくさん含まれる長鎖脂肪酸はミトコンドリアの中に入ろうとすればカルニチンが必要です。一時羊の肉がはやりましたが、羊の肉にはカルニチンがたくさん含まれているからですね。

そのため、精神的ストレスやなれないことをしたり、激しいスポーツをしたりするとエネルギーの必要量が増えます。そのため糖分を大量に取る方がいますが、同様にビタミンを大量に取らないといけません。

脳はエネルギーを20パーセント使い体温維持にも60パーセント以上エネルギーを必要とします。長期間の体に与えるストレスはエネルギー不足を招き、体温維持や脳の働き、パフォマンスの低下、また補酵素、補因子不足による症状(怪我などの身体的、うつ病などの精神的な症状)を招きます。

もっとたくさん臨床について書きたいですが今日はここまで!

皆さんもよりよい生活を送るためにビタミンをたくさん取ってくださいね!!

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学級、職場崩壊は質的栄養障害から?

今年ももうすぐ終わりますねー、、。

さて今年最後の栄養学は『学級、職場崩壊は質的栄養障害から?』です。

来年も皆様がよりよい環境で勉強でき、仕事をする為には人と人との関係が大切でしょう。

人それぞれ色々な環境で育っているので、住む場所、国籍や人種、宗教など共通点はあるものの個人や家庭や地域性の習慣や性質があり、それに対して『許せる』というのが大切だと思います。

では、『許せない』時に人はそれを排除しようとするのがイジメや嫌がらせになるのではないでしょうか?

『許す』というのは目や耳、臭いなどその個人にとってな 嫌悪を感じる感覚を脳の中で抑制又は慣れを起こすという事になるのではないでしょうか?

脳の中の感覚情報は伝達物質によって興奮したり抑制したりする。

許すというのは、伝達物質により抑制する事が大切なのではないでしょうか?

質的栄養障害になると脳に入ってきた『許せない』感覚情報を抑制できなくなり、我慢が出来なくなり、排除行動をとってしまう。

脳の伝達物質というのは、タンパク質を基に補酵素であるビタミン、補因子である鉄やミネラル、コレステロールなどの材料が必要です。

職場や学級が崩壊しているという事は、その原因となっている個人の家庭も崩壊している事が多いらしい。

皆さんの周りの環境はどうですか?

色々あると思いますが、崩壊の原因の一つとしてみてもいいのではないでしょうか?

では皆さま良いお年を、、。