老化について②  関節の老化について①

老化について2回目。

関節の老化について

病院勤務時代では変形性膝関節症の患者がものすごく多く、ある程度の年齢の女性では膝が痛いというとヒアルロン酸の注射を打った後、効果がないとなると手術をするかどうかの選択に迫られる患者が多かった。

常に循環している関節液を一時的に補充したところで、治療となるのかどうかわからないが、毎日のように注射を打ちに患者は来られていた。

関節軟骨が当たるから痛いという言うが、関節軟骨自体には痛みの神経がなく関節自体がぶつかったとしても痛みを発生しない。

関節液成分であるプロテオグリカンという糖タンパクは水分子をよく吸収し体重がかかると水分子を引き離し関節の隙間を作る。

関節の栄養は滑膜からの関節液から得ている、しかし軟骨自体には血管やリンパなどがないため血管による栄養を得ることはできない。

ではどうやって栄養を得ているかというと、体重をかけ圧力をかけると関節液が軟骨に酸素や栄養を得ることができ、圧力が軽減すると老廃物を排出するという仕組みになっている。

関節が刺激されると関節を覆う滑膜からたんぱく質分解酵素を発生させ、関節軟骨を溶かし、また関節液から得た酸素や栄養を使って新しく軟骨を作りかえるという代謝している。

したがて、関節を丈夫にしようと思えばある程度体重をかける運動をすることが必要ということになる。

しかし軟骨を作るためのたんぱく質や栄養が不足すると、異化と同化のバランスがくづれ軟骨自体が薄くなり骨自体に刺激が加わりやすくなり炎症反応を起こすことが考えられる。

今回はここまで、次回は関節の栄養学に書いていこうと思う。