卵は悪者か?


今回は前回のコレステロールについての追加である。今日来た人に卵を食べるとコレステロールがすぐ上がるから卵は食べないといわれたので、卵=コレステロール=悪者という根拠のない話がまだ信じられていることにちょっとびっくりした。

あとコレステロールがすぐ上がるというのが面白い。卵を食べる前に一度採血して、食べた後にも採血したのであろうか?あいまいな知識なのに断定するというおかしさがある。

話が脱線するが、今日脂肪の代謝や脂肪酸についての本を読んでいた。いつも科学や栄養学の本を読んでもイメージがつかなくなる。なぜかというと、グルコース、酢酸、クエン酸、コレステロールなどはすべて水素と酸素と炭素でのみでできているのだ。この数や構造の違いで全く機能が違うというのが分からない。

脂肪酸では炭素の二重結合の違いで固まった飽和脂肪酸になったり、液体の不飽和脂肪酸になったり、二重結合の場所の違いでω3やらω6の脂肪酸に分かれるが生体に対しては違った反応を起こすのだ。バターやらサラダ油を見ていて、これが結合の違いというのがなかなか飲み込めない。。。

タンパク質も実は炭素、水素、酸素に窒素が加わっただけの事なのである。(メチオニンやスレトニンのようにS硫黄が加わるものもある、、。)したがって、タンパク質が不足すると尿中の窒素の量が少なくなる。その4元素の組み合わせと構造の違いが人間の生体に必要な20種のアミノ酸を作っている。そのうち人間が酵素を持っておらず合成できないので、外から入れなければいけないアミノ酸が9種ありこれを必須アミノ酸と言われている。

日常でこの20種のアミノ酸を摂ろと思うとなかなか難しい。白米だけは全然足りないし、植物性タンパク質の代表である大豆にしてもまだ不足してしまう。アミノ酸スコア‐が100である食材は卵とシジミだとどこかで読んだような気がする。

てっとり早く十分なタンパク質を摂ろうと思えば卵をたくさん食べるのがいいように思うのだが、コレステロールというのが皆さん引っかかるようだ。

しかし、卵の摂取とコレステロールの増加するという事実は認められていない。

また、卵1個のコレステロールは約0.2gで、成人男性体内のコレステロール総量は120から160gである。卵6個食べても1%に満たない。

そうそう単純ではないにしろ、たくさん卵を食べてほしいものだ。


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